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○プロジェクトリーダー | 國澤 純 |
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○研究員 | 長竹 貴広 |
○プロジェクト研究員 | 鈴木 英彦 |
○特任研究員 | 細見 晃司 |
○客員研究員 | 高橋 一郎 |
○協力研究員 | 倉島 洋介、柴田 納央子、笹川 由香、安陪 道代、小南 明里、山崎 思乃、Prabha Tiwari |
○連携大学院 | 平田 宗一郎 |
○研修生 | 滝川 睦美、神岡 真理子、寅本 拓、野川 直樹、中山 知哉、海本 雅之 |
○技術補助員 | 那須 彩香、森本 紗貴子 |
○事務補助員 | 源 貴子 |
吸入あるいは飲むタイプの粘膜ワクチンが一部の感染症で実用化されていますが、その他の多くの感染症、さらにはアレルギーなどに対する新規ワクチンとして実用化していくためには、ワクチンマテリアル(ワクチン送達システムやアジュバントなど)の開発が必要です。本プロジェクトでは、粘膜免疫が有する特異性や腸内環境因子を介した免疫制御に基づくワクチンマテリアルの開発を通じ、各種感染症やアレルギー炎症性疾患に対する次世代型ワクチン・診断薬の開発を進めています。
免疫調節機能を有する食餌性成分として脂質やビタミン、生薬成分などに着目し、それらの免疫制御機構を利用した代謝産物や構造類似体のワクチンへの応用を進めています。また腸内細菌として腸管関連リンパ組織内に共生する細菌やプロバイオティスク細菌によるワクチン効果促進メカニズムを解明し、ワクチンマテリアル開発に展開しています。これらは感染症に対するワクチンだけではなく、アレルギー炎症性疾患に対する新規ワクチンとしても応用が期待されます。
粘膜免疫システムが示す特有の免疫機能の解明を通じて新規粘膜ワクチンの開発へと展開しています。特に粘膜組織での生体防御における主要エフェクター細胞であるIgA産生細胞の分化・誘導メカニズムを利用とした粘膜ワクチンの開発や、近年様々な免疫応答を担うサブセットの存在が示唆されている肥満細胞を識別できる抗体ライブラリを用いた粘膜ワクチンの安全性評価システム、ならびに粘膜ワクチン・免疫療法用のDDS(薬物送達システム)への応用を進めています。
詳細ページはこちら(https://www.nibiohn.go.jp/vaccine_material_project/index.html)