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◯プロジェクトリーダー | 山田 弘 |
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◯研究員 | 中津 則之 |
◯研究員 | 五十嵐 芳暢 | ◯技術員 | 上田 晴子 | ◯補助員 | 了戒 由宇子 |
ゲノミクス,プロテオミクスおよびメタボロミクス,いわゆるオミクス技術に関わる基盤科学が革新的に進歩したことに伴い,医薬品開発へのオミクス技術の導入が進んでいます。医薬品開発において安全性に係る課題の克服は重要な位置付けにあることから,我々はトキシコゲノミクス技術に焦点をあて,新しい安全性バイオマーカーの開発を行っています。我々が研究で用いているトキシコゲノミクスデータベースは,医薬基盤研究所,国立医薬品食品衛生研究所および日本の主要製薬企業が参加したコンソーシアムにおいて開発されたものです(第1期(2002-2006年度): Toxicogenomics Project(TGP1),第2期(2007-2011年度): Toxicogenomics Informatics Project(TGP2))。第1期プロジェクトにおいては,医薬品を中心とした約150の化合物を用いて質の高い大規模トキシコゲノミクスデータベースを構築しました。第2期プロジェクトにおいては,当データベースを活用して36種の肝毒性および腎毒性に係る安全性バイオマーカーを特定し,安全性研究におけるトキシコゲノミクス技術および大規模統合データベースの有用性を示しました。現在,我々のプロジェクト(TGIP)は,新しい安全性バイオマーカーの開発および新規安全性評価系の構築を目指し,引き続きトランスクリプトームデータおよびマイクロRNAデータを活用したトキシコゲノミクス研究を推進しています。
トキシコゲノミクスは様々なゲノム情報を基にした毒性学研究です。プロジェクトの主な目標は以下の通りです。
1) 医薬品候補物質の毒性を予測/診断するための安全性バイオマーカー開発
2)開発したバイオマーカーを指標とした新規安全性評価系の構築
3)毒性機序の解明
会員専用ページはこちら(https://wwwtgp.nibio.go.jp/pukiwiki/)